お客様とも仲間とも、信頼関係を築く接客を。
2020.6.8

私たちイコンでは、アルバイトの皆さんのことを「パートナー」とお呼びしています。パートナーとは、共にイコンの経営を担う「パートナー」として、共に支え合うこと、共に成長すること。そのような想いを込めています。
普段はそれぞれ違う店舗で頑張ってくれているパートナーのみなさん。一人ひとりの成長や想いにスポットライトを当てる等身大の成長のストーリー「成長のタネ」というコーナーをスタートします!
初回は、大阪・梅田のハービスプラザにあるフランダーステイルで、キッチンやホールとして活躍する齊木さんへの直撃インタビューです。

齊木 泰介(さいき たいすけ)
この環境だったら、もっと成長できるんじゃないか
― フランダーステイルで働き始めたきっかけを教えてください。
3年前からフランダーステイルで働き出したのですが、それまでは串カツ屋さんや家電量販店の店頭販売などのアルバイトをしていました。出会ったきっかけは、お客さんとしてフランダースで食事をした時のことです。とにかく、サービスがとても素敵だったんです。これまで、僕も接客の仕事はしていたので少しは見る目があったのですが、それを簡単に上回るくらいに、お客さんとして来店していた僕たちのことをとても気にかけてくれている、見てくれているな、という感じがありました。お客さんとしての立場でも、「すごいな、ここのサービスは…」と衝撃を受けたんです。
直接、人と関われる接客サービスの仕事が元々好きだったこともあって、「この環境だったら、もっと自分を成長させられるんじゃないか」と思って、その後すぐにアルバイトの応募をしたんですよ。このお店で自分を磨けば、こんな人みたいになれるんじゃないかって。奈良県の出身で、今でも奈良から通っているんですけど、地元ではベルギービールをここまで置いているお店はなかなか無いですし、何よりも、シンプルにサービスが素晴らしかったので、長距離で通ってでもアルバイトをする価値はあるとは思ったんです。
― そんなビビッとくるような出会いがあったんですね!今はどのような仕事をされているんですか?
お客様に最高のお店だと感じてもらって、笑顔で帰っていただき、「また来たい」と思ってもらえるように最高の接客をすることが仕事なんだと思っています。そのためにも、お客様との「信頼を築くサービス」を大切にしたいなと思っているんです。
― お客様との信頼関係を築くために、心掛けていることはありますか?
例えば、料理やドリンクのオーダーなど、お客様が顔を上げられた瞬間に、いち早く気付く。「すいません」と 呼ばれる前に、こちらから気付ことを意識しています。どれだけ、お客様から言われる前に自分が先読みできるか。僕自身もお客様の立場なら、そういうのって、すごく嬉しいですよね。「また来たいな」「良いお店だったから、他の人にも紹介したいな」と思えると瞬間でもあると思うんですよね。まだまだ、自分でも試行錯誤しながらやっているんですけど、「自分だったら、どうして欲しいだろう」ということを常に頭に置き、考えながらやっています。

― 本当に接客が好きなんですね(笑)。
そうですね(笑)。人と話すことが好きなので、これを仕事にできたらと思っています。接客として、僕が目指していることなんですけど、「お客様のこの先の行動を変えられるくらいの影響力を与えられる接客」ができたらなと思ってまして。リピーターになってくれているお客様は、つまり、ご来店いただいた後に続く、その先の行動を変えられたから、また来店してくれているわけですよね。そういった先の行動までを変えられるくらいの接客ができるようになりたいですね。
人間が、そして、僕が接客することの意味って何だろう?
― お客様の感情を動かす接客ということでしょうね。アルバイトという立場ですが、強い想いを持って取り組まれているんですね。
お客様の立場に立ってみれば、社員だとか、アルバイトだとかっていうのは、全く関係ないんですよね。僕もそんな意識は持っていないですし、見せてはいけないとも思っています。最高のサービス、最高の場を作ることでしかないですから。
今でこそ、このように考えられるようになりましたけど、当初は店長に「それ、機械でもええやん」って言われたことがあるんですよ。「何にも考えないんだったら、その仕事は機械でも良いよね。ドリンクもただ出すのであれば、速さだけ求めるのであれば、お客様からしたら、自動販売機の方が楽だよね」と。本当にそうだな…と思いました。その時から、「僕らしいサービスって、何だろう?」と考えてきたんです。自分がここにいる意味と言うか、機械ではなく、あえて人が接客をする意味は何なんだ、と問いかけてくれていたんだと思います。
― 機械では感情は動きませんよね。齊木さんが関わることで、また加わる価値もあるんでしょうね。
そうですね。例えば、「料理の味はいかがでしたか?」と感想をお聞きしたり、「この料理はこんな調理方法で作っているんですよ」と食材や調理方法のご説明をしたり。また、お客様の情報を引き出して、「こんな味が好きだ」というのがあれば 好みに合うような料理をお勧めしたり。ベルギービールは、たくさんの種類があるんですけど、そこまで世の中に広まっているわけでもないので、初めて飲まれる方も多いんです。そんな時は、「こんなお勧めがありますよ」とか、ビールが苦手な方でも苦味がないビールもあるので、飲みやすいものをお勧めしたりなどできると思っています。
お客様が、わざわざお店に来てまで食べに来てくれるメリットっては、こういった点が大切だと思うんですね。その体験をお客さんに提供しないといけないって思うんです。 覚えていただける方もいらっしゃって、 「この前は、どうも。また他のビールの味も試してみたいと思って来ました」と、そうやって繋がっていただけると嬉しいですね。

― ここまでの想いを持って働けるのはどうしてですか?
これまで、僕が教わってきた先輩や社員の方々の背中を見てきて、本当にお客様のためを考えて接客をされている姿を間近で見てきて、心から素晴らしいなと思っていたので、その姿を追いかけている感じですね。先輩の中には、実際にベルギーの現地に行って、いろんなビールを飲んできて、ベルギービールにとても詳しい人もいらっしゃって、 そういう姿を間近で見ていると、自然と「自分も、もっとやらなきゃ!自分もやりたい!」と、やらされるわけでもなく、思えたんですよね。いまは、後輩にも「自分の背中をお手本で見といて」と言えるようにもなり、さらに、自分にプレッシャーかけて取り組んでいます(笑)。
実際に、フランダーステイルでも、特に強制されたり、言われたりすることは無いんですよ。ただ、「同じ時間を費やしているのであれば意味のあることをしよう」「自分の価値を高められる時間にしよう」ということは、よく言っていただいています。目的を持ってやることが、必ず将来の役にも立ちますし、学生であれば、この先、就職する時にアルバイトで培った考え方、コミュニケーション、チームで働くことは、社会人になっても活きてくると思うんですよね 。僕も、フランダーステイルに入ってから、仕事に対する考え方は本当に大きく変わったと思っていますし、成長の実感もあります。
― 目的を持ってやることが、就職活動にも役に立つとおっしゃっていたんですが、どういったところが役に立つと思いますか?
やはり、信頼じゃないでしょうか。信頼というのは、お客様に対してももちろんですが、まず身内であるスタッフの仲間に信頼されなければ、お客様に信頼されるサービスはできないと思っています。そのためにも、気遣うことができる人でありたいですし、身内にできるから、お客様にもできるんですよね。仲間やお客様との約束を守ることが信頼につながると思っていて、これは社会人で言うと、仕事の納期を守ることと同じだと思っています。仕事を任される上で、とても大切なことだと思っています。
― ありがとうございます。最後にメッセージをお願いします。
僕も最初は、グラス割ったり、料理こぼしたり、失敗だらけでした。しかし、ちゃんと振り返り、周囲のサポートも受けながら前進していけば、きっと出来るようになります。少なくとも、僕はフランダーステイルでそうやって成長してきました。失敗が自分を成長させてくれます。
イコン株式会社とは?
京都市に本社を構え、近畿・東海エリアを中心にオリジナルブランドの飲食店・テイクアウト・デリバリー・物品の通信販売などを手掛ける、「”食事”で人の幸せ」を追求するフードサービス事業を展開しています。
新卒・第二新卒採用、キャリア・中途採用、アルバイト(パートナー)など、随時、一緒に働く仲間を求めています!

■イコン採用情報
http://www.iconet.co.jp/recruit/